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「新卒カードってやっぱり大事?」って不安になっていませんか。
どうして大事なのか、なんで就活するのか、正直周りの意見や就活の空気に流されがち。
結局みんな同じレールに乗ってるんじゃないかって考えている方はとても多いです。
人生のキャリアを悩んでいる方に、新卒カードを使うことだけが人生じゃないってことを、Yuiさんの海外での挑戦をぶっちゃけていただきました。

カルガリー在住、ands留学カナダのプランナーRuiです!今回はカナダのバンクーバーにいるCo-op留学中のYuiさんにお話を聞きました。

初めまして。2023年3月に日本の大学を卒業し、翌月の4月からバンクーバーでコープ留学をしているYuiです。デジタルマーケティングのコースを受講しながらands留学でインターンをしています。
新卒を捨ててコープ留学を選んだ理由

どれもすべてぶっちゃけて話してもらいました。
Co-op留学を選択したときに聞かれた質問
Q.1 なんで新卒を捨てようと思った?
Q.2 どうしてワーホリじゃないの?
Q.3 コープ留学の魅力に思った点は?
Q.1 なんで新卒を捨てようと思った?

率直に、海外で働きたいと思ったからです。
大学でアメリカのジェンダーギャップについて勉強をしていたことがきっかけで、海外の雇用や女性のキャリア形成について興味を持つようになりました。
アメリカは日本と同じように以前は男女の役割が社会で確立していたにもかかわらず、近年では男女が対等に活躍できる社会がスタンダードです。
日本のジェンダーギャップに疑問をもっていた私にとって、海外でのキャリア形成はとても羨ましいものでした。
海外でのキャリアを形成ためには具体的な分野の知識やスキルが必要不可欠で、私はすべてを持ち得ておらず悩んだことを覚えてます。
コープ留学では選択した分野の座学とインターン制度が用意されており、私でも海外で活躍できるチャンスがあると考えました。
また、大学を卒業したタイミングで留学をすることで、「海外でキャリアを築く」という確固とした決断をできると思ったのは正解でした。
新卒を捨てると決めたときは「捨てることが自分の中でモチベーションを維持してくれる」とポジティブに考えてましたね。
Q.2 どうしてワーホリじゃないの?
自分の目的と合致するコープ留学を見つけたのと、1年以上滞在することを前提に留学を考えていたので必然的にワーホリが選択肢になかったです。
英語習得や働くことだけが一番の目的ではなく、現地でのインターンによる海外でキャリアを築くためのスキル習得を目指していたため、迷いなくコープ留学を選択しました。

わたしとは逆に人生のバカンスや一時的な滞在目的であれば、ワーホリのほうが気楽だと思います。
Q.3 コープ留学の魅力に思った点は?
選択した分野の習得と実技を現地でマーケターとして働いた経験のある先生と一緒に英語を使ってできるのが魅力です。
特に経験を重視した実践的な授業の内容が自分に役立っていると感じています。
例えば、授業内で自分でコンタクトを取ってローカルのビジネスのマーケティングをサポートしたり、デジタル教材を使用してリスティング広告を作成してみたり、マーケターとして必要なスキルを学び、アウトプットすることができます。

アウトプットの場があるけれども、そのチャンスは自分で掴む授業です。すべてを用意してくれるわけではないため、能動的に動くようになりました。
Co-op(コープ)留学のメリット・デメリット

もちろんCo-op(コープ)留学はメリットだけの魔法のビザではありません。
なにがメリット・デメリットなのか、事前に理解しておきましょう。
1年間での学費は100万円ほど、授業の拘束時間と課題のため、アルバイトは満足にできません。
生活費はあらかじめ用意しておく必要があります。

Co-op留学は年齢の上限がないため、ワーホリの年齢制限を超えた方にも利用されています。
ワーホリや学生ビザと比べたメリット

一番のメリットは、意識や目的がはっきりしている人たちと授業を受けることができるところです。
クラスメイトが将来のキャリアを意識して学びに来ているため、結果的に自分自身のモチベーションが引き上げられました。
真剣に学ぶ場としての緊張感があり、自費留学の割合も高いからか出席率も高かったです。
また、Co-op留学の授業では海外での就職に必要な履歴書の書き方や面接の練習をマンツーマンで学ぶことができます。
コープ留学には年齢制限がないので、様々なキャリアを持つ人との出会いを通して、国を超えた色々な価値観に触れることができます。
クラスメイトのブラジル人の友達は、母国でマーケターとして働いていた経験があり、カナダで永住権取得を目指すためのプロセスとしてカレッジでマーケティングを学び直しています。
授業やグループワークを通して、色々な人の知見や経験を共有し合える環境が身近にあり、刺激的で視野の広がりを実感できます。
反対にCo-opだからこそのデメリットは?
ワーホリに比べると、座学中に働くことのできる時間が20時間と限られます。
そのため家賃や生活費を考えると補うことが難しいのが現状で、貯金が必要になります。
カナダは経験重視のため、専攻に関連したお仕事探しの際、未経験の人にとってはハードルが高く競争率が激しい点はデメリットだと思います。
実際に私の周りの学生は、マーケター1本で働いている人はほとんどおらず、パートタイムで働いているレストランやカフェのSNS運営に携わってコープのお仕事として働いている人が多いです。
自分で経験をつくりにいく積極性と行動力が必要になります。

Co-op留学では就労は認められていますが、週20時間までと上限があります。貯金が十分にないと金銭的に不安定になりやすいため、注意してくださいね。
選択したコープ留学のコースはデジタルマーケティング

Co-op留学では、ビジネス、ホスピタリティ、IT・WEBなどの様々な分野を選択することができます。
ゆいさんが選んだのはデジタルマーケティング、どのような授業を受けることができるのでしょうか。
デジタルマーケティングの魅力とは
デジタルマーケティングの魅力は、売り手と買い手をつなぐ架け橋としての役割を果たせる点にあります。
私はands留学で、主にTikTokやインスタグラムの運営、ウェブサイトの画像作成を担当しました。
ブランドの認知度を高めるために、視聴者が求めるコンテンツを考えながら、ands留学らしいデザインや内容を意識して制作しました。
デジタルマーケターは、両者のニーズを最大限に汲み取り、コンテンツを通じてそれを形にする「架け橋」のような存在だと思います。

また、結果がデータとして数値で明確に表れるため、達成感ややりがいを強く感じやすい分野でもありますね!
具体的な学んだ内容・身についたスキル


コミュニケーションや主体性はもちろん、客観的な意見を聞いて自分としての意見をすぐに言えるようになりました。
私はコープ留学の座学期間を通じて、目標に対するプロセスを逆算して考えて行動する、PDCAサイクルが身についたと感じています。
座学期間中は、常に現地でのキャリア形成を意識しながら、学んだ知識やスキルをアウトプットする機会を積極的に探して生活していました。
この姿勢のおかげで自主的に行動するスキルや、周りのニーズをキャッチする能力を身につけることができたと思います。
また、毎月の授業の最終週に行われるグループプレゼンテーションは、繰り返すことにより、プレゼンテーションに慣れて緊張することが少なくなりました。
プレゼンテーションの内容は授業毎にことなりましたが、主にビジネスを考案し、デジタルマーケティングを活用してどのように顧客にリーチするかを具体的に発表する形式です。
グループ内で進捗や状況をこまめに共有することで、より良い成果を生み出すことが求められるため、周りと円滑に進めるためのコミュニケーション能力が向上したと思っています。
新卒でCo-opに行くのも一つの手段

実際のCo-opの体験談はいかがでしたか。
新卒カードは強いと言われていますが、自分の選択で選ぶキャリアはまた違って魅力的です。
簡単な相談からでもands留学は受け付けていますので、プランナーや周りの方の意見を聞いて自分なりの答えがでることを応援しています。

今回の新卒カードを捨てた海外挑戦は、あくまで私の場合です。自分の中で答えを見つける手がかりになって、海外に飛び立つための背中を押せたら幸いです。