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海外経験者の強みは何だと思いますか?
旅行ではなく留学や収録目的で海外に滞在することは、異なる文化や習慣を知るとても良い機会です。
海外での経験は人生に大きなきっかけや驚きをくれるきっかけになり、自身の固定概念を見直すこともあるでしょう。
この記事では海外経験で得たものとその経緯をands留学の学生さんに聞いてみました。
海外で生活してみるとどのような強みを得られるのか、カナダ留学の魅力をご紹介します。
カルガリー在住、ands留学カナダのプランナーRuiです!今回はカナダのバンクーバーにいるCo-op留学中のYuiさんにお話を聞きました。
初めまして。2023年3月に日本の大学を卒業し、翌月の4月からバンクーバーでコープ留学をしているYuiです。デジタルマーケティングのコースを受講しながらands留学でインターンをしています。
留学で得たもの5つ!カナダ留学経験者に聞いてみた
海外経験で得た強み
さっそくですが、留学で得たものについて、ゆいさんに海外経験の強みを聞いてみました♪
<海外経験をしてみてよかった?キャリアの展望をインタビュー>
1.主体性が一番大きな成長
カナダでの留学経験を経て、主体性が一番大きな成長だと考えています。
座学期間中は、常に現地でのキャリア形成を意識しながら、学んだ知識やスキルをアウトプットする機会を積極的に探して生活していました。
例えば、ands留学でSNS運営のインターンをしたり、NPO組織のコンテンツ作成のリーダーとしてボランティアに参加したり、ローカルビジネスのマーケティングのサポートをして活動していました。
留学当初は学んだはいいものの、アウトプットする機会をどのように設けたら良いのか分からず、探しても断られてしまい何度もくじけそうになりました。
ローカルのアイスクリームショップにマーケティングの企画書を直接提出しにいったものの、全く応答をもらえないことが当たり前でしたね。
しかし諦めずにアプローチを継続したおかげで、ボランティアとしてマーケティングのサポートをする機会をいただくことができ、自分のキャリアとして経験に繋がる第一歩になりました。
コープ留学の座学期間を通じて、目標に向かう際に現状を正確に把握し、細かなプロセスを事前に考えて行動に移す力が身についたと感じています。
この経験のおかげで、自主的に行動する主体性を身につけることができたと思いました。
2.コミュニケーション能力
2番目はコミュニケーション能力で、話す力というより相手に伝える力を得たと感じています。
留学当初は自分の英語に自信がなく、会話の最中に文法や発音を考えることにとらわれてしまい、正しい英語を気にした状態で会話をしていました。
しかしこのような意識でいると、結局良いコミュニケーションは生まれません。
話の内容が広がらなければ、逆に会話に集中しているのかなと相手に違和感を感じさせてしまうんです。
文法を気にせず会話に集中することを心がけるようにしてみると、気づいたら英語脳で英語のまま理解できるようになり、会話中の相手の表情や動作を見る余裕もできました。
カナダで生活していくうちに、第二言語でコミュニケーションを取る上で大切なことは、英語力よりも会話に集中することだと気づきましたね。
様々なバックグラウンドを持つ人との出会いを通じて、相手を理解した上で自分の意思を主張する会話ができるようになりました。
3.セルフマネジメント力
海外での1人暮らしや留学生活では、勉強だけでなく、日々の生活全般を自分で管理する必要があります。その経験からセルフマネジメント能力がついたと感じます。
留学当初は、慣れない環境や時差、天候によって疲れがたまり、風邪をひくことやストレスを感じることが多かったです。
私が滞在するバンクーバーは日本に比べると乾燥しており、また冬の時期は雨が多い地域です。
そこで始めたのが「自分の体と向き合うこと」です。
例としては疲れを感じたら無理をせず休息を取ったり、定期的な運動を取り入れて体調を整えたり。
健康な体があってこそ、日々の勉強に集中できるので、セルフマネジメントの基本として健康管理を第一に考えるようになりました。
4.多様な価値観を受け入れる柔軟性
多様な価値観を受け入れる・否定しないというのは、カナダで友達と話しているとたくさんの学ぶ機会がありました。
カナダに来てから、私は初対面の人と恋愛の話をする際、ジェンダーを限定して『彼氏・彼女いる?』ではなく『パートナーはいる?』と尋ねるようにしています。
性別は個人が認識することだと海外へ来て気づいたからです。
かつての自分の価値観が当たり前ではないのだとここで気づけたのは、海外ならではの経験でした。
自分の固定概念にとらわれずに社会や人々に適応し、新しい視点を取り込むことによって、より広い視野を持つことができるようになったと思います。
海外での様々なバックグラウンドを持つ人との出会いを通して、多様な価値観を受け入れる柔軟性を身につけました。
5.自己分析
留学を機に初めて家族と離れて生活をしたことで、一人で行動するため自分と向き合う時間を持ったことから、自己分析のきっかけができました。
もし日本でそのまま生活していたら、居心地のいい家族の存在や慣れ親しんだ環境に甘えてしまい、なかなかチャレンジすることができなかったと思います。
海外生活を経験して、何事も挑戦してみないことには何も始まらないことを痛感し、自分の強みと苦手なことなどを気づけました。
なりたい自分に近づけるように今後何に挑戦していくべきか、「逆算して課題を見つける」ことは、0からスタートしたカナダだったからできたことだと感じます。
漠然としていた将来のキャリアなどについても、学校に通い言語化することで少しずつ形が見えてきました。
自分からボランティアやインターンに参加することで自分に何が向いているかや、好き嫌いなどについても、周りの友達との会話や実際に体験してみたことで、より明確になりました。
海外経験をしてみてよかった?キャリアの展望
海外でデジタルマーケターとして働きたい私にとって、海外経験はしてよかったと思っています。
上記で述べた海外経験で得た5つのスキルを通して、具体的な活動や行動を含めて、学んだことをすべて今後のキャリアに活用する予定です。
このたびローカルビジネスのマーケティングをサポートする機会をいただいたことから、現地の人との関わりを作るきっかけになりました。
主体性を身につけていなければ、このチャンスはなかったと思います。
この経験は、未経験の私でも挑戦できるという自信を持つことができました。
海外での後悔は全くない?
私個人の感想ですと、後悔はまったくありません。
人によっては日本人で集まってしまい語学力が上がらないと後悔している方もいますが、私はローカルのレストランで働いているため、お客さんも同僚も現地の人が多い環境で仕事ができています。
日本食のレストランで働いている日本人の友達は、同僚がほぼ日本人のため、現地の人との交流をする機会がほとんどないそうです。
意識的にローカルのレストランでお仕事探しをしたり、地域のスポーツチームに属するなど行動を起こさないと現地の人と交流をすることが難しいと感じますね。
語学学校・カレッジの学生のほとんどが海外から来た留学生のため、英語が母国語の学生がほとんどいません。
現地の人と出会う機会が少ないという点は、自分の主体性次第だと思います。
経験のためには語学学校に行くべき?
語学学校へ行くことは初めて新しい環境に飛び込む上で人間関係を構築することができるため、行くべきだと思います。
私はカナダに到着してから4ヶ月間語学学校へ通ったことで、常に英語の環境のおかげで語学力が向上し、また素敵な人たちとの出会いに恵まれました。
留学当初は自分の語学力に自信がなかったため、人と英語でコミュニケーションを取ることに少し抵抗がありました。
その一方で、語学学校で出会う人たちは英語力は異なっても語学習得を目的としているため、安心感とモチベーションが上がって4か月を楽しんで過ごすことができました。
語学学校で出会った友達とは、今でも連絡を取り合い会いに行ったりと良い関係を築けているため、語学学校へ行く選択はとても良いと思います。
現地での友達作りや情報集めはゼロからスタートは難しいため、生徒さんには短期間でも語学学校に行くことをおすすめしています。学校という環境に身を置くことは大きな価値があると感想をいただいています。
カナダの海外経験から得られたこと
海外で生活する経験は、語学の習得だけでなく、自己成長や新しい価値観との出会い、コミュニケーション能力の向上、そしてキャリアに向けた第一歩を踏み出す大きなチャンスでもあります。
慣れない環境での生活を通して得られる経験は、簡単ではないかもしれませんが、そのぶん人生を豊かにしてくれること間違いありません。
もし迷いがあるのなら、たくさん周留学仲間を作ると周りの意見も変わってきます。
海外経験が欲しい、海外滞在を検討している方に少しでも参考になれば幸いです。
もしも留学を考えているなら、勇気を持って新しい環境に飛び込むことで、想像以上に多くの「得たもの」を見つけられると思います。あなたの選択を応援しています!