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海外で情報収集や移動に欠かせないスマートフォン。
カナダでスマートフォンを使う場合、レンタルWi-Fiの契約や現地SIMカードを購入する方が多いです。
短期の旅行ならレンタルWi-Fiでもいいですが、海外留学など長期で行くなら現地SIMカードのほうが割安になります。
最適なSIMカードの選び方は滞在する期間や使い方によって異なり、留学の場合は現地キャリアでの契約がお得なのでおすすめです。

現地SIMカードはキャリアによってデータ量や通信量のプランが細かく設定されているため、留学期間にあったプランを選ぶようにしましょう。

携帯会社を変えずに国際ローミングを使って海外で使うこともできますが、通信料が高額になりやすいのでおすすめできません。手間が面倒ということであれば、せめて日本語対応のSIMを選ぶのがおすすめです。
eSIMって?

eSIMは、契約から利用開始までオンラインのみで手続きが完了する内蔵型SIMのこと。
eSIMの特徴まとめ
・QRコードを読み込んで利用開始できるので店舗に行く必要がない
・SIMカードの受け取りや返却が不要
・SIMカードのような差し替えの手間や破損・紛失の心配がない
ただし、eSIMは内蔵型タイプのSIMなのでeSIMに対応したスマートフォンでしか利用できません。
2025年11月現在の対応機種は、iPhoneならXR・XS以降であればすべて対応しています。
カナダに持っていくスマートフォンがeSIM対応の機種なのか事前に確認しておきましょう。

アンドロイドはメーカーによって対応が異なるので、公式サイトやSIMの追加項目にeSIMがあるか調べてみて下さいね。
注意|SIMロックは解除しておく
カナダのSIMカードを使用するには、日本を出国する前にSIMロックを解除しておく必要があります。
SIMロックとは、特定の通信会社以外のSIMカードが使えないようにロックがかかっている状態。
SIMロックの解除は、利用中の通信会社のウェブサイトや店舗で行えます。

また、SIMロック解除の手数料は無料の場合もありますが、通信会社によっては3,000円程度かかる場合もあるのでご注意ください。
注意|データを超過した場合追加料金が取られる
自分に合ったギガを選ぶ必要がある理由は、データを超過した場合追加料金が取られるからです。
日本だとデータを超過した場合に低速になりますが、カナダの場合は低速にならず追加料金が取られてしまいます。
申告してくれない場合が多く、また1ギガ$15など安くない金額なので絶対に気をつけてください。

最初はギガ多めのプランを選び、現地で使う量を確認してからプラン変更をするのがおすすめです!
日本でSIMを購入するメリット・デメリット
日本でSIMカードを購入すれば契約手続きやサポートもすべて日本語で完結し、現地での手間も省けるメリットがあります。
さらに、日本で購入してからカナダに行けば空港に着いてすぐに使えるため、親やホストファミリーへの到着連絡に困らないのも嬉しいポイント!
eSIMならカナダに着いたらアクティベーションするだけなので、日本で準備してから行くのがおすすめです。
一方で日本で購入する場合、現地で買うよりも若干割高になるというデメリットもあります。
カナダのSIMカードおすすめ9選

カナダのSIMカードを購入しようと思っても、どこで購入すればいいのか悩みますよね。
ここでは、カナダのおすすめSIMカード9選をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、SIMカードを選ぶ前に普段どれくらいスマホのギガ数を使っているかを事前に確認しておきましょう。
①PhoneBox

PhoneBoxは「日本語対応・安い・手軽に手続きができる」の3拍子でおすすめ!
日本でも購入が可能で、さらにeSIMにも対応しています。
PhoneBoxには日本人スタッフが在籍しているストアもあり、LINEでの日本語対応もしているので英語力に自信がなくても安心です。

ブラックフライデーなどキャンペーンを行っていることも多いため、申し込む前に忘れずにチェックしておきましょう。
PhoneBoxでは直接申し込むと、SIM代として通常$10が必要です。
下記リンクよりお申し込みいただくと、SIMカード代($10)が無料となりますので見てみて下さいね。(約1,100円がおトク!)
②Freedom Mobile

Freedom Mobileはカナダの格安携帯キャリアで、コスパがよくてプランの提案数も多いのが特徴。
eSIMの対応はなく、SIMカードの発行手数料で$10が必要ですが自社の回線を持っています。
しかし通信可能範囲が大都市のみなので、滞在する都市によっては使えないため注意が必要です。
③Fido

Fidoはカナダの大手携帯会社「Rogeres」の子会社で、通信エリアがカナダ全土の96%をカバーしています。
合計5時間分のデータ無料や使い放題など、さまざまなプランがあるのも魅力。
Fidoは通信エリアやプランなどが魅力的ですが、SIMカードの発行手数料に$11.5かかってしまうのが難点です。
④けーたい屋

けーたい屋は、カナダ国内全国に716店舗ある日系の携帯電話販売店です。
eSIMにも対応しており、日本でも購入できます。
けーたい屋は日本語対応もしているため、万が一トラブルが起きた場合も安心。
さらに、ノートパソコンやタブレットへデザリングも可能です。
また、けーたい屋ではカナダの通信会社Virgin PlusとLucky Mobileも提供しています。
カナダのSIMを購入したい場合は、けーたい屋をみるだけで簡単に比較&契約ができますよ。
⑤トクモバ

トクモバのSIMカードは、無駄な費用を一切カットしたカナダの格安SIM。
日本で購入できて使用開始日の2週間前から開通手続きができるため、出発前に電話番号がわかります。
EメールやLINEでの日本語サポートがあり、さらにバンクーバーとトロントの提携先ショップでは日本語での対応が可能です。

日本国内でSIMをもらって、慣れてきたら現地で交換というのも手ですよ!
⑥Bell

Bellはカナダ三大キャリアの1つで、他社と比べて電波障害もほとんどありません。
電波障害も少なく安定してつながりやすいため、カナダの警察もBellを利用しています。
5G回線プランは、カナダの主要都市で最速のスピードを誇っているのも人気の秘密。
さらに、Bellには無制限データプランがあるため、データ容量を多く使う方におすすめです。
⑦Rogers

ROGERSはカナダの大手通信会社として有名な企業で、カナダ三大キャリアのひとつです。
ROGERSの子会社には「Fido」があり、ネットワーク接続エリアも広いのが特徴。
さらに、基本彫金のプランも豊富で自社の5G回線や大容量プランなどもあります。
ROGERSは内陸や北部の人口が少ない都市でも利用できるところが多いため、内陸や北部に留学する方におすすめです。
⑧Virgin Plus

Virgin Plusは、カナダ三大キャリアのひとつ「Bell」系列の携帯会社で、会員特典の種類も多いのが特徴です。
若者や学生向けのプランが充実していて無制限データプランもあり、5G回線プランの速度は主要都市では最速!
Virgin Plusは契約の条件が厳しく、19歳以上で6ヶ月以上利用することが条件で、証明するために以下のいずれか1つの所持が必須です。
Virgin Plusに申し込みをしたい方は、事前に必要な条件をチェックしてくださいね。
Virgin Plusに申し込む際に必要なもの
日本で事前にSIMカードを受け取る場合
・学生ビザ
・ワークビザ
・ワーキングホリデービザ
カナダ国内でSIMカードを受け取る場合
・カナダの運転免許証
・クレジットカード(カナダで発行されたもの)
・SINナンバー
・学生ビザ
・ワークビザ
・ワーキングホリデービザ
⑨Lucky Mobile

Lucky Mobileは、ほかのキャリアと比べてプランの料金が安くて1ヶ月に満たない利用でも契約ができます。
1ヶ月単位で料金プランを変更することもでき、未成年の契約も可能です。
また、Lucky Mobileはプリペイドタイプなので、超過料金が発生する心配がありません。
Lucky Mobileは費用を抑えたい方や、1ヶ月ごとに料金を見直して携帯を使いたい方におすすめのキャリアです。
カナダのSIMを選ぶポイント

カナダのSIMにはさまざまなタイプがあるため、どうやって選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、カナダのSIMを選ぶときのポイントについてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
SIMを選ぶときのチェックポイント
データ容量と値段で選ぶ
カナダのSIMを選ぶ際、まずはデータ容量と値段で選ぶことが大切なポイントです。
とくに海外での生活に慣れるまでは、スマホで情報を得ることも多いでしょう。
そのため、データ容量が10GB前後あると安心。
また、キャリア会社によって同じギガ数でも値段が全然違うため、しっかり比較してから選ぶことが大切です。
さらに期間限定でキャンペーンを行っていることもあるので、事前にチェックするのがおすすめ!

X(旧ツイッター)によると、解約を伝えるとさらに安いプランを提示してくることもあるらしいですよ。
通信速度で選ぶ
通信速度で選ぶことも、カナダのSIM選びでは大切になります。
カナダの通信速度は基本的に4Gですが、格安SIMの場合は3G回線を販売していることもあります。
できれば4G、または5G回線を選ぶのがおすすめです。
通信速度はデータ容量や料金よりも重視されませんが、速度が弱いと都市から離れた場所でスマホが繋がりにくくなる可能性があります。
日本語対応の有無で選ぶ
カナダのSIM選びでは、日本語対応の有無で選ぶのもおすすめです。
カナダでSIMを購入したあとに開通手続きや、なにかトラブルが起きたときに英語で問い合わせるのは大変ですよね。
そのため、日本語対応していると問い合わせるときも安心ですよね。
PhoneboxではメールだけでなくLINEでも日本語対応しているので、トラブルがあっても気軽に問い合わせができるのがポイントです。
解約時の手軽さで選ぶ
カナダのSIMを選ぶときは、解約時の手軽さで選ぶこともポイントです。
カナダのSIMは基本的に留学している期間のみ利用するため、いずれ解約することになります。
留学が終わって帰国の準備などがある中で、SIMカード解約の手続きをするのは大変ですよね。
eSIMなら面倒な手続きも不要なため、解約時の手続きが手軽にできておすすめなんです。
世界対応&短期利用におすすめのeSIM3選

eSIMはSIMカードを送ってもらう必要がないため、短期で利用するときにとても便利です。
ここでは、世界対応していて短期利用におすすめのeSIM3選をご紹介します。
eSIM利用を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Holafly

Holaflyは、eSIMの利用期間に合わせて1日単位でプランを選択できます。
データ通信量も無制限で、LINEの設定もそのまま使えるのでとても便利です。
さらに安定した高速通信が可能なため、ビデオ通話やアプリの利用もストレスを感じにくいでしょう。
わからないことがあった場合も、24時間のカスタマーサポートがあるので安心です。
Flexiroam
Flexiroamは、eSIMに対応していない機種でも対応が可能です。
Flexiroamでは専用のSIMカードとアプリを使って利用でき、FlexiroamのSIMカードは世界中どこでも使うことができます。
ただしFlexiroamは電話番号が付与されないため、電話番号が必要な場合は別キャリアのSIMカードが必要です。
airalo
airaloはeSIMに対応した機種を持っている場合は、専用の「airalo」アプリから簡単に契約や設定ができます。
そしてairaloは世界中のどこでも使用でき、プランを購入すれば有効期限もなく利用できてとても便利です。
ただ、airaloもFlexiroamと同様に電話番号が付与されないので電話番号が必要な方は注意しましょう。
カナダのSIMでよくある質問
Q.SIMって絶対必要ですか?
カナダに長期留学をするならば、SIMは絶対に必要です。
現地のSIMも利用すれば電話番号やSMSが使えます。
SIMは連絡・検索などの通信の役割を果たすため、先に用意できるならあらかじめ準備しておくのがおすすめです。
Q.カナダに無料Wi-Fiはありますか?
カナダにも無料Wi-Fiはあります。
カナダでは日本よりも無料Wi-Fiの環境が整っており、カフェ・学校・公共交通機関・空港など使える場所が多いです。
ただし通信速度が遅い、セキュリティ面の不安などがあるのでSIMを利用するのがおすすめ。
さらに無料Wi-Fiでのカード支払いなど、個人情報の入力は控えたほうがいいです。
Q.自分でSIMカードをアクティベーションできるかが不安です。
SIMの追加は、マニュアルやウェブサイトの指示に従い、簡単な情報を登録するだけなので簡単です。
どうしても不安な場合は、日本語サポートがあるキャリアを選ぶようにしましょう。
わからないことがあった時も、日本語で問い合わせができるので安心です。
自分の使用量と料金が適切なSIMカードを選ぼう

実際にカナダのSIMカードを購入したあと、その後の手続きを自分1人でできるか不安になりますよね。
カナダ到着後、空港でつなげることができなくて立ち往生なんてことはよくあること。
到着後につながらなくて慌てないためにも、自分のデータ使用量と料金が適切なSIMカードを選び、なるべく下準備を行って備えるようにしましょう。
ands留学ではスマホ契約のサポートもしますので、自分だけでスマホ契約を行うのが不安な方はお気軽にご相談ください。









